戦うことは自然な行為
犬の魅力はその強さ、という人もいます。
確かに犬はもとがオオカミですから集団で狩りをしてきた動物で、狩猟本能や闘争本能等を持っている動物です。
人間に飼われるようになってからもその闘争本能を活かしながら狩りに使われたり、闘犬という娯楽文化の場に使われたりしました。
戦うことは一部の犬にとっての自然な行為と言えます。
また多くの犬種がペットとして飼育されることによりだんだん小さく小型化していく中で、変わらず昔のままの大きな姿を残している犬種もあるのです。
大きく力も強いその姿に憧れを抱く人も多く根強い人気を誇っています。
日本が誇る闘犬として知られる強い犬が土佐犬です。
もともと土佐犬は山でのイノシシ狩りに使われた犬種が始まりとされています。
勇猛で好戦的なその性質を活かして当時の土佐藩主が武士の士気を高めるために闘犬を奨励していた事から品種改良が進み現在の強い土佐犬が作られたとされています。
大きくて忍耐強く大胆な性格を持っていてきちんと愛情を持って接していないと制御不能の犬に育ってしまう可能性もあるため、愛情深くしっかりとし付けることが大事です。
世界最大の犬種
世界最大の犬と言われているのがグレート・デーンです。
ギネスにも認定されているグレートデーンはなんと体高107cmもあり直立すると2mを超えたと言われていて、ちょっとした子馬くらいの大きさがある迫力の犬でやはり力も大変強いことが特徴になります。
グレート・デーンを連れて散歩したらきっと人々が振り返るのが間違いなしのインパクトある犬です。
最も体重が重い犬として知られているのがセント・バーナードです。
これはアルプスの救助犬として有名な犬で体高が90センチ、体重は90キロにもなり今までの最大のセントバーナード犬は体重が138キロというものまでありました。
子供なら背中に乗れそうな恵まれた体格を持つ世界最大級の犬です。
さらに強い犬として知られているのがライオンと戦う犬として知られているカンガル犬になります。
トルコ原産のこの犬はもともと牧羊犬として飼われていましたが、その体格は世界最大級で力も強く伝説によると当時のオスマン帝国のスルタンに献上されたカンガル犬はライオンと戦って殺してしまったという記述もあるくらいです。
このカンガル犬はとても賢く飼い主に忠実なアメリカなどでは人気のある犬種です。
さらに強いと評判の犬がピットブルでしょう。
この犬の特徴は闘犬として品種改良され気性が荒く勇猛で、それほど大きくない体格ながら引き締まった筋肉質の体で大きな犬にも果敢に立ち向かっていく姿にファンが多いというところです。
もともと闘犬として飼育されていましたが、今ではペットとして愛好者も多い犬種で、動画などでは大型のカンガル犬と戦う小柄なピットブルが勝利するものがアップされていて、多くの方がピットブルについて知るところとなりました。
このように世界の犬の中には今でもその強さを失わず秘めたる闘志を持っている犬種もあり、守られ血統を繋いでいるのです。