大型犬の特徴
大型犬は、体が大きいだけに飼うスペースや運動の量も十分とってあげないといけませんが、
性格はとても温厚で利口な犬が多く、散歩をできる体力に自信さえあればこの上ない相棒となってくれるような犬です。
毎日しっかり散歩をしてストレス発散させてあげれば、室内で飼うこともできます。
大型犬は意外にデリケートな面もあるので、飼い主が見える範囲の室内で飼うのが理想的です。
ラブラドール・レトリーバー
とても穏やかな平和主義者です。
どんな場合でも過激な行動にでる事はなく、どんな命令にも真面目に従おうとし、
粘り強いので、訓練をすれば名犬になる可能性を秘めています。
子犬の頃は、好奇心旺盛ではしゃぎ回って手を焼くこともありますが、2歳を過ぎると急に分別を持った大人に変わります。
とても優しくて人間が大好きで、誰とでも仲良くすることができ、攻撃的な所がないので幼児と一緒に居ても大丈夫です。
盲導犬や介護犬、警察犬として活躍しているのも納得です。骨太で肉付きも良く、しっかりとした体型をしています。
もとは、レトリバー(回収する犬)と呼ばれる猟犬の一種だったので、泳ぐことや何かを取ってくることが上手です。
被毛は水をはじき、ブラッシングは週に1回程度で十分です。
体高は55cm〜62cm、体重が25〜34kgくらいあります。
運動量は多く、60分の散歩を2回くらいさせてあげましょう。
ゴールデン・レトリーバー
イギリスが原産国の、人間が大好きで誰とでも仲良くなれる犬です。
陽気で明るく天真爛漫な性格で、とてもさびしがり屋のため室外で飼うのは無理があります。
いつも誰かと一緒に居るのが大好きですので是非とも室内で飼いたい犬です。攻撃的なところが無いので、
幼児がいても大丈夫です。特に子どもの頃の2歳までは、はしゃいで走り回るので室内の物は破壊されてしまうと
覚悟しておいた方がよいでしょう。しかし2歳を過ぎると、
次第に落ち着いてきて、もの静かに飼い主の横でくつろぐ時間の方が増えていきます。
しかし、嬉しいときや遊んでいるときは大騒ぎして表現してくれます。
体高は51cm〜61cm、体重が25〜34kgくらいあります。運動量は多く、60分の散歩を2回くらいさせてあげましょう。
フラットコーテッド・レトリーバー
ラブラドールとゴールデンの良い所を持ち合わせており人気上昇中の犬です。
はっきりとはわかっていませんが、ニューファンドランドやラブラドールやセター、コリーなどの交配種だとされています。
この犬は、「動きが少々鈍く感じられることもあるが力強く、細身ではあるが貧弱でひょろひょろしているわけではない」と、
昔から表現されてきました。体高は56cm〜62cm、体重が25〜36kgくらいあります。
知能もラブラドールと同じくらい良く、人間が大好きで誰とでも仲良くできます。
ラブラドールやゴールデンは2年〜3年経ち大人になると落ち着いてくるのに対し、
フラットコーテッドは、無邪気のまま、そして従順で優しく穏やかな性格になります。
感受性が高い犬ですので、訓練もしやすいですが、活動的な犬なので運動を十分させてあげましょう。
60分の散歩を2回くらいが目安です。